ねことのお別れ。そして新たな命。

ねこがわたしのところに来て4年、

ねこの存在がこんなに大きくなるなんておもいもしていなかった。

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ねこはわたしの人生初のペット。

子供の頃は犬が飼いたいなーといつも思ってたけど

うちはお店をやっていたという理由でペットは

飼えませんでした。

というか、今思うと家族が動物自体好きじゃなかったんだと

思います。

猫は汚いものだとしつけられてたので野良猫をみても見向きも

しませんでした。

そんなこんなでオーストラリアに来て、何年目かのシェアハウス。

とりあえず次の家が決まるまで職場の人の家でお世話になることに。

猫がいたのは知っていたけど、家に行ったらびっくり。

掃除していない家は猫の毛だらけ。

床はともかく、キッチンの至るとこまで

炊飯器の中まで猫の毛だらけ。

とりあえずそうじはしたもの、絶対キッチンは使いたくありませんでした。

そうじしろよと思いながら、引越ししてきて一日目。

そこの猫は頭がよろしくて、閉めていたわたしの部屋のドアを

あけて、わたしのいない間に部屋に入ってきて、

わたしのベッドのしかも頭のところにおしっこをしていくという。

そんなこんながありまして、そそくさと

そこの家はでていくことを決心しました。

そんなことがあったもんだからねこはほんとに好きにはなれませんでした。

 

そんなこんなで元パートナーがねこを連れてくるって言った時は

ほんとに嫌な気分でした。

 

初めてねこに会った時、足元にアタックしてきてちょっと怖かったのを

今でも覚えています。

そういえば、頭でアタックしてきたのは最初のころだけだったな笑

徐々に慣れていき、いつの間にケータイのカメラはねこだらけ。

完全にねこにはまっていった私。

毛の長いねこだったので毛はいたるところにありましたが、

頻繁に掃除機をかけていたのでむしろねこのおかげで

家はきれいを保っていたし、

ねこは自分で毛づくろいをするので匂いもぜんぜんありませんでした。

トイレも絶対トイレにしかしないので手のかからないねこでした。

もちろんうんこは激くさでしたが笑

ねこは抱っこされるのはあんまり好きじゃなかったけど

いつも寝るときはベッドに来て、わたしの頭の横で一緒に寝てました。

ねこと暮らしていくうちにわたしが嫌いだった猫像は消えていき、

いまでは犬より猫派になりました。

 

そんな大好きなねこが12月末から血尿がでていて、

最初は薬で様子を見ていたんだけど、ある時

大量の血がでたようで病院にかけこみました。

尿道閉塞と診断されて、トリートメントをしました。

病院で治療されてるねこは、今まで見たことないくらい弱り切っていました。

トリートメントをしたあとは様子をみるということで

様子を見ていましたが、数週間後にまた同じく血が

たくさんでたのとおしっこがでないということで

同じトリートメントを。

その時に、安楽死の話が元パートナーから話がでました。

トリートメントしたら治るとばっかり思っていたので

ここでようやくことの大きさを知りました。

そしてわたしも決意をし、今住んでいるアパートに

ねこを連れてくることにしました。

あとどれくらい一緒にいられるかわからないから。

連れて来て一日目、ちょっと元気かなって思っていたけど

おしっこでず。なんとなくどんどん元気がなくなる。

トイレには行くんだけど、おしっこは出ず。

の繰り返し。トイレに行くのがめんどくさくなったのか、

トイレの横にずっと座っている。

もうでたいのにでない、そして弱ってくねこをみてるのは

想像以上に辛かったです。

2日目。もうずっとおしっこがでてないもんだから、

とりあえず獣医の元彼に連絡。

そしたら応急処置でおしっこをだしてもらい、

ひたすらねこと過ごしました。

この日にわたしは今夜が最後かもしれないと悟りました。

3日目。変な歩き方でけいれんはしてるし、よだれは止まらないし、

いよいよやばいなと思い、彼に連絡したら今日するしかないと言われ、

彼の動物病院に連れていくことに。

その前に彼の家に連れて行き、

一緒に暮らしていた犬ともう一匹の猫たちに最後のお別れをしました。

もちろん彼らはねこがこれからいなくなるなんて思いもよらないでしょうが。

*後日談。

ねここはねこがいなくなってからねこを探している感じがしてなりません。

前よりすごくなくようになったし、犬のことをねこかと思って匂い

嗅ぎにいったり、前はしなかったことをし始めました。

そのあと彼の動物病院に行って、

見送ることになりました。

ねこのすきな外で。

とっても天気のよい、静かな朝でした。

 

すごく悲しかったけど、終わったあとはねこがもう苦しまないで

いいんだというほっとした気持ちもありました。

 

そんな悲しいことがあった日から3日後。

姉のところに念願の女の子がやってきました。

ねこの生まれかわりかなと思うくらいのタイミングでした。

青空

 

5月に日本に一時帰国なので、早く姪っ子に会うのが楽しみです。